ここ数年、職業としてのキャバ嬢の人気が上がってきている。
15歳~22歳を対象にした「なりたい職業・してみたい仕事」アンケートによると「キャバ嬢・ホステス」が9位にランクインしているほどだ。(出所:日本溶解論)
私自身は、母親がスナックのママということもあり、夜の世界には親しみを持っていたが、15歳のときにキャバ嬢を職にしたいという考えは全くなかった
結局、今は都内の大学に通いながらこの仕事に落ち着いているのだが、やはりキャバ嬢を職にしようとは思わない。
しかし、女の子達がこの世界に憧れる気持ちはわかる。
「小悪魔ageha」などでキャバ嬢がメディアへ露出し、芸能人のような扱いを受けていることから、きらびやかな世界だと錯覚してしまうのだろう。
私が実際に働いてみてわかったことは、ここは本当に真っ暗闇だということ。強い光があれば、濃い影ができる、当たり前のことだが気づかないものである。
例えば、漫画やアニメのような女の子同士のトラブルはもちろん、お客さんとのトラブルやお店とのトラブルはどのお店にだってつきもので、それは、女の子という人間が商品であるいじょう仕方のないことだ。
私はそんな女の子達をソルジャーだと思っている。
日々を「女」という武器で戦っている。それは色々な形があるが、中にはもちろん女そのものを使う子もいる。
キャバクラは戦場。
お客様は戦場へお金を払いやって来るわけだが、大抵のお客様は戦場ではなく天国だと幻を見てやってくる。
血なまぐさいどろどろした物ではなく、キラキラした夢を求めてやってくるのだ。
そして、お客様がいらっしゃったその瞬間に、私達はソルジャーから女神へと変身しなければならない。
変身することがどれほど心身力を削るのかは実際に戦場に立たないと分からないだろう。
これからキャバ嬢になりたい、もしくはなるつもりだと考えている貴女は考える必要がある。
学生キャバ嬢として一つ言えることは、この職業で働けるということは本当に凄いことだ。
学生のうちに学べるものは沢山ある。
ただ、変身することに味をしめてしまったときの事を考えると、諸刃の剣であることには違いない。
変身できる少女でいられるのは若いうちがせいぜいだろう。
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中板橋トリプルエックス ふうか
これから全10回、キャバ嬢に関することなどをバッサリ斬っていきたいと思います(笑)
どうぞよろしくおねがいします。