●はじめに
はじめまして。これまで恋愛・結婚に関する数々のコラムを書いてきた、ライター・編集者の池田園子です。恋愛が得意な人、恋愛が苦手な人……様々なタイプの人から話を聞いてきました。その蓄積を元に本連載「アラサー男子の恋愛予備校」では、どちらかと言うと恋愛が苦手な若手男子の皆さんに、恋愛に関する情報をお届けする予定です。

具体的には、出会いやアプローチ、デートの誘いのほか、大事な人と関係を継続していくためのアイデアなどを広く紹介します。とはいえ、恋愛に教科書やルールはありません。ここで紹介する情報は、ご自身の状態・状況にあわせて、適宜カスタマイズしてお使いください。

●恋したいのにできない理由は?
第1回目のテーマは「恋の始め方」。よく寄せられるのは「どうやって恋愛を始めればよいかわからない」「なかなか好きな人ができない」「気になる人がいない」「出会ってもピンとくる女性がいない」など。皆さんにもこんな経験はありませんか?

彼らに共通するのは「恋したい」という強い思い。でも、その願いが上手く叶えられないのは、「恋愛スイッチ」の入れ方がわからなくなっているから。「恋愛モード」に切り替えられなくなっているんです。

とくに長年に渡って恋愛市場から離れていると、恋愛に関する理想が高くなったり、恋愛とはどういったものかという感覚を忘れたりしてしまいがち。恋愛スイッチを入れたいと思うなら「リハビリ」が必要になります。

もう一度恋をしたいなら、まずは頭と心で恋愛を思い出すこと。では、皆さんはどんなことを心がけているのでしょうか。20〜30代の男性に、恋愛スイッチを入れるために取り組んだことについて聞いてみました。

●小説やドラマから始めてもOK
「失恋して4年くらい恋愛していなかったのですが、出会いの場に積極的に出ていくようにしました。他の女性と会話をすることって大事!」(28歳/IT)

「恋愛小説を読んで気持ちを高めました」(30歳/出版)

「ドラマに自分を投影してみるのもいいと思います」(29歳/メーカー)

「趣味の場に顔を出して、はじめましての異性と話していると、自然と『この人ステキだな』とか思えるようになりました」(35歳/PR)

皆さんに共通しているのは、小説やドラマなどで恋愛に関するイメージを持ってみたり、実際に新たな出会いの場に出かけて行ったりと、具体的なアクションを起こしていること。何もせずに悶々としていても変化は起きません。

まずは、小説やマンガ、ドラマなどでもOKです。簡単にできることから、恋愛モードを高める取り組みを行ってはいかがでしょうか。