皆さん、こんにちは。ライター・編集者の池田園子です。本連載「アラサー男子の恋愛予備校」では、どちらかと言うと恋愛が苦手な若手男子の皆さんに、出会いやアプローチ、デートの誘いのほか、大事な人と関係を継続していくためのアイデアなどを、幅広くご紹介します。とはいえ、恋愛に教科書やルールはありません。ご自身の状態・状況にあわせて、適宜カスタマイズしてお使いください。
●出会いはあるはずなのに、恋人ができない理由は?
第2回目のテーマは「出会いの場の見直し」。よく寄せられるのは「合コンでなかなか彼女ができない」「合コンで出会った異性をデートに誘っても1回きりで終わってしまう」「街コンに行っても全然収穫がない」「大人数の飲み会では緊張してしまう」など。皆さんにもこんな経験はありませんか?
彼らは皆、出会いの場に顔を出しています。彼女を作ろうと、積極的に行動している点は評価できるといえます。でも、さっぱり上手くいっていない……これはどうしてなのか考えてみたいと思います。
まず前提として、フリー(独り身)の状態から彼女を作ろうとすると、できるだけたくさんの女性と会う必要があります。ここでは「出会いの分母」を増やすことが大事です。
3人の女性と会うよりも、30人の女性と会うほうが、出会いに多様性が生まれ、自分と合う女性が現れる可能性も高くなります。恋愛、とくに出会いの段階において「数」「量」は重要事項と考えてください。
とはいえ、ただ闇雲に出会っていても、彼女候補とは巡り会えないのは事実。「どこで」「どうやって」「何を通じて」出会うかも大切なこと。たとえば「初対面の人が数人いると、緊張してあまり話せない」「外見でジャッジされる空間が嫌」など、合コンに苦手意識を持つ人もいるでしょう。
そんな人が合コンに行っても、上手く話せなかったり、自分を出せなかったりと、最高のパフォーマンスを発揮するのは難しいはず。街コンや飲み会の場でも同じです。どちらかというと自分が「苦痛」を感じる現場では、よい結果を出すのは困難です。
自分が得意な場で戦ったほうが勝率も高め。20〜30代の男性に、出会いの場を見直したことがあるか、その結果どうなったか聞いてみました。
●出会いの場を決めつけないで!
「合コンや飲み会で騒ぐのが苦手なタイプです。でも趣味の『読書会』に行くようになってから、彼女ができました!」(27歳/保険)
「『僕には仕事での出会いが合っている』と感じてからは、合コンなどプライベートの出会いの場には期待しなくなりました(笑)。結果、仕事でやりとりのあった女性と、自然な流れで付き合っています」(31歳/IT)
「映画館にひとりで来ていた女性をナンパしました。その相手が今の彼女です(笑)。そんな出会いも稀にあります。出会いの場を限定しないほうがいいと思います」(29歳/飲食)
出会いの場を自身の中で決めつけてしまうのではなく、様々な出会いの形があると意識しておくほうが、結果的によい出会いを掴めるはず。可能性も広がります。
まずは常にアンテナを張ること。そして、自分が興味関心のあるジャンルの場に、顔を出してみてはいかがでしょうか。