皆さん、こんにちは。ライター・編集者の池田園子です。本連載「アラサー男子の恋愛予備校」では、どちらかと言うと恋愛が苦手な若手男子の皆さんに、出会いやアプローチ、デートの誘いのほか、大事な人と関係を継続していくためのアイデアなどを、幅広くご紹介します。とはいえ、恋愛に教科書やルールはありません。ご自身の状態・状況にあわせて、適宜カスタマイズしてお使いください。

●二者択一作戦で攻めよう!
第7回目のテーマは「断られない誘い方」。よく寄せられるのは「デートに誘って断られるとショック」「一度断られるともう誘う気持ちになれない」といった声。皆さんにもこんな経験はありませんか?

もちろん「断られたくない」という気持ちはよくわかります。断られて幸せな気分になる人なんていませんから……。とはいえ相手にも事情はありますし、たまたまタイミングが悪く、どうしても断らざるを得ない状況だってあります。それだけは覚えておいてくださいね。

では本題の「断られない誘い方」に入ります。方法はいくつかありますが、まずは「相手に2つの選択肢を提示する」方法がおすすめ。簡単なのは「次の土曜日か日曜日、食事に行かない?」と、食事に行く前提で話を進めること。

このとき、相手は食事に行く・行かないということではなく、土曜日か日曜日という選択肢に意識が集中しているはず。ただし、相手がOKしてくれる可能性が高そうな、相手が空いていそうな曜日を選んで提案してくださいね。

この他にも、相手の好きなメニューを二者択一で提示し、「焼肉かすき焼き食べに行かない?」と誘う方法もあります。行く・行かないではなく、別のポイントを意識させるのがコツです。

会話の中で、YES/NOで答えられない質問を使って、相手をじわじわと攻めていく方法も有効です。

A「表参道と六本木だったら、どっちで遊ぶことが多い?」
B「表参道かな」
A「表参道だと美味しいグリルのお店と超かわいいカフェがあるんだけど、どっちが気になる?」
B「肉好きだからグリルのお店かな」
A「じゃあ、土日のどちらかに行かない?」

このように自然な流れでキメることができるんです。ここで20〜30代の男性に、デートの誘い方について聞いてみました。

●日程はその場で決めて!
「もし『その日は忙しくて』と断られたら、その場で『いつならOK?』と聞いちゃいます。『じゃあまた今度……』と諦めたら一生誘えませんよ(笑)」(26歳/広告)

「相手の好きなものをリサーチして、『あの●●行った? 新商品が出たみたいだよ』と惹きつけて誘います。あまり混んでいない時間を狙うと、気が利く男だと思ってもらえるはず」(29歳/PR)

「打ち合わせやイベントで気になる相手と一緒になると、『お腹すかない? サクッとごはんでも行こうよ』と声をかけるチャンス! 相手もきっとお腹がすいているタイミングだと思うので」(30歳/出版)

“結果”は誘い方に左右されます。「誘う技術」を身につけ、スマートにOKをもらってくださいね。