皆さん、こんにちは。ライター・編集者の池田園子です。本連載「アラサー男子の恋愛予備校」では、どちらかと言うと恋愛が苦手な若手男子の皆さんに、出会いやアプローチ、デートの誘いのほか、大事な人と関係を継続していくためのアイデアなどを、幅広くご紹介します。とはいえ、恋愛に教科書やルールはありません。ご自身の状態・状況にあわせて、適宜カスタマイズしてお使いください。
●極論、自分の話はしなくてOK
第12回目のテーマは「聞き上手になるコツ」。よく寄せられるのは「女性と話すのがあまり得意ではない」「だんだん何を話せばよいのかわからなくなってくる」といった声。皆さんにもこんな経験はありませんか?
ここでまず見直してほしいのが、自分が主導権を持って話そうとは思わないこと。トークがあまり上手でなければ「聞き役」に回ればよいのです。ムリして笑わせようとしたり、女性が好みそうな話題を投げかけてみたりする必要はありません。
話したがり屋な女性は多いです。女性と話をしているときに「脈絡がない話だな」「オチがないな」と感じた経験を持つ男性もいるのでは? 女性には体系的に話をする男性と比べて、「聞いてもらえたら満足」に感じる人が少なくありません。
つまり上手く話を引き出せば、女性が楽しく話して、その場が盛り上がったように感じてもらえるのです。女性は「楽しい時間だった」「彼が聞き上手だから、ついたくさん話してしまった」といい気分に。あなたの魅力も上がります。
逆に、自分の話をしすぎる男性は、女性から好かれません。芸人さん並に面白い話であれば別ですが、仕事や過去の恋愛の自慢話をされても、対応に困ってしまいます。微妙な話をするよりは、聞き上手でいたほうが確実にモテます。
では、どうすれば聞き上手になれるのでしょうか。方法はいくつかありますが、一番簡単なのはきちんと相槌を打ちながら話を聞くこと。「うん」「うんうん」「なるほど」「へぇ〜」「そうなんだ」「ほぉ〜」など、相槌のバリエーションはさまざま。同じ相槌ばかりを打っていると「話をいい加減に聞いている」と思われるので、適宜変えてみてください。
相手の言葉を一部オウム返しにするのも有効です。たとえば「上司が自分のミスを押し付けてきたの……。なんかもう疲れちゃったよ」と言われたら「それは疲れちゃうよね」と返すのが合格ライン。自分の気持ちに共感してくれている、と女性は喜びます。
「その気持ちわかるなぁ」「自分もそんなふうに感じたことあるなぁ」など、共感を直球で示すのもよいでしょう。ここで20〜30代の男性に「聞き上手になるために実践していること」について聞いてみました。
●リアクションをオーバーに!
「ひとつのテーマを深く掘り下げて聞くようにしています。編集者という職業病かもしれませんが……」(33歳/出版)
「ときどきリアクションをオーバーにしてみることでしょうか。彼女の話に対する感想を表現することが大事なのかと」(28歳/旅行)
「飲食店などで話していて、料理やドリンクが来たときなど、一旦話が途切れたときには『それで?』と続きを促すようにしています」(27歳/IT)
誰でもちょっとした心構え次第で、聞き上手になれます。今日から意識してみてはいかがでしょうか。