皆さん、こんにちは。ライター・編集者の池田園子です。本連載「アラサー男子の恋愛予備校」では、どちらかと言うと恋愛が苦手な若手男子の皆さんに、出会いやアプローチ、デートの誘いのほか、大事な人と関係を継続していくためのアイデアなどを、幅広くご紹介します。とはいえ、恋愛に教科書やルールはありません。ご自身の状態・状況にあわせて、適宜カスタマイズしてお使いください。

●「自己中男」のイメージがつくと挽回不可能!
第14回目のテーマは「『女性をリードできる男性』と『強引な男性』との違い」。よく寄せられるのは「初回で積極的に行動したつもりなのに、2回目のデートに誘うとなぜか断られた」「頼れる男だとアピールしたはずなのにダメだった」といった声。皆さんにもこんな経験はありませんか?

先日、女子会でこんな話を聞きました。“トンデモエピソード”を語ってくれたのは、飲み会で知り合った男性と後日デートに行くことが決まったA子(33歳)。男性は「もうすぐ終わってしまう『●●展』に行きたい」とA子に伝え、彼女もそれに賛同しました。

開催最終日に展覧会を楽しんだ後は、近くの公園でメキシコフェスが開催されていたので、そこを何時間か歩き回ったといいます。その間にA子はお腹が空いたため、男性を「食事ができるお店に行かない?」と誘ったのだそう。

これに対し男性は「俺、ビリヤードがしたいんだよね! 行こうよ」と、A子の返事も聞かずにビリヤードのあるお店にスタスタと歩いていったのだとか……。この時点でA子が引いてしまったことは明らか。

このほかにも、A子の好き嫌いや食べたいものを聞かずに、自分が食べたいものだけをさっさと注文してしまう別の男性の話も登場。これらは決して女性をリードするような「男らしさ」あふれる行動とはいえません。

むしろ「強引」「自分勝手」の一言で片付けられるエピソードと言えるのではないでしょうか。「マイペース」といったマイルドな言葉で語るにも値しません。A子は彼らとは「二度と会いたくない(笑)」と話していました。

ここで20〜30代の男性に、デート中の自らの行動を振り返ってもらいました。

●女性の意見も必ず聞こう!
「まずデート前に『何が食べたいか』『どのエリア希望か』など、必ず女の子に聞くようにしていますし、デート中もメニューを手渡して選んでもらいますね。『選んで』と言われたら僕が見繕っちゃいますが」(27歳/広告)

「基本的にはデート内容はふたりで話し合って決めるものだと考えます。自己中心的な男だと思われたくはないですし…」(32歳/アパレル)

「出不精気味な彼女に『週末●●行かない?』とピンポイントで伝えています。女性のタイプによっては若干強引なのもアリなのかもと思います」(28歳/公務員)

強引すぎるデートをすると、後々女子会でそのエピソードを酒の肴にされてしまうことに……。女性の意向もしっかり汲み取ったデートを心がけたいものですね。