皆さん、こんにちは。ライター・編集者の池田園子です。本連載「アラサー男子の恋愛予備校」では、どちらかと言うと恋愛が苦手な若手男子の皆さんに、出会いやアプローチ、デートの誘いのほか、大事な人と関係を継続していくためのアイデアなどを、幅広くご紹介します。とはいえ、恋愛に教科書やルールはありません。ご自身の状態・状況にあわせて、適宜カスタマイズしてお使いください。
●幹事のススメ
第15回目のテーマは「合コン幹事で株を上げるコツ」。よく寄せられるのは「幹事はちょっと面倒くさい」「できればメンバーとして参加するだけがいい」といった声。皆さんにもこんな経験はありませんか?
確かに幹事=面倒くさいもの、と感じる気持ちもわかります。メンバーを募って、お店を選んで、待ち合わせ時間や地図を連絡して……とやることがいっぱい。一方、メンバーのひとりとして合コンに参加する場合は、呼ばれて現地に行けばいいだけなので、圧倒的にラクです。
でも、私はあえて「合コンでは幹事をしましょう!」とオススメしています。幹事力=人間力でもあります。お店やメンバーを決めるのも、すべて幹事の“感覚”に委ねられているわけです。今までの経験や知恵を総動員して、その合コンに最適な人・店をセレクトするーーこれこそ人としての力量が試される場だといえるでしょう。
お店選びはもちろんですが、誰を呼ぶかもかなり重要な要素です。以前参加した合コンで、明らかに「自分よりイケてない男性」でメンバーを固めていた男性幹事がいました。一目見て「あー、やっちゃったな……」と女性陣は敏感に感じ取ったはずです。
彼としては「自分が一番高スペックだからモテるはず」「一人勝ちするはず」と狙っていたのかもしれません。しかし残念なことに、その魂胆が女性陣に見抜かれていたのか、彼は結局モテていませんでした。
参加した男女双方から感謝されて株を上げる幹事は、その合コンを実りある時間にして、盛り上げるきっかけを作る人です。合コンの成否を握るのは幹事。決して「自分だけ〜」と欲張ったり、出し抜けたりしようとしてはいけません。全体を見渡せる余裕のある幹事を目指したいものですね。
ここで20〜30代の男性に、自らの幹事経験を振り返ってもらいました。
●モテ男を連れて行けばポイントアップ!
「必ずイケメンや仕事ができる男を連れて行きます。そのほうが『●●君デキるね』と思ってもらえて、女性からの評価が上がるので(笑)」(35歳/建設)
「別れ際に皆に連絡先の交換を促します。『LINEでも交換する?』みたいな。自分から言い出せない男もいるんですよね……。完全にお膳立て係です」(30歳/メーカー)
「あえてタイプの違うメンバーで揃えることでしょうか。そのほうが女の子の間でも好みの男がかぶらなくていいのかなと思いますね」(29歳/化学)
イチメンバーとして参加するよりも、とりまとめを行う幹事のほうが目立ったり、異性と連絡先を交換しやすかったりと、メリットはたくさんあります。次の合コンでは進んで幹事になってみてはいかがでしょうか?