皆さん、こんにちは。ライター・編集者の池田園子です。本連載「アラサー男子の恋愛予備校」では、どちらかと言うと恋愛が苦手な若手男子の皆さんに、出会いやアプローチ、デートの誘いのほか、大事な人と関係を継続していくためのアイデアなどを、幅広くご紹介します。とはいえ、恋愛に教科書やルールはありません。ご自身の状態・状況にあわせて、適宜カスタマイズしてお使いください。
●優柔不断なダラダラはやめて!
第17回目のテーマは「『3回でキメる』ことの是非」。よく寄せられるのは「3回目で女性を落とそうとすると『チャラい』と思われないか?」「『早すぎる』という印象を与えないか?」といった声。皆さんにもこんな経験はありませんか?
先日、とある男性と話をしているときに、意中の女性と週に1度のデートを半年続けて、ようやく落としたと聞いてびっくり。1ヶ月に4回×6ヶ月ですから、付き合うまでに24回も会った計算になります。この「めげなさ」「根性」はある意味で尊敬に値します。普通の男性であれば、2ヶ月もすれば諦めるところを6ヶ月も……。
でも、単に長期間に渡ってデートに誘い続けるのは、女性にとっても微妙な感じ。とくに前出の男性は付き合うまでの期間、相手の女性と手をつなぐこともなかったそう。どれだけ奥手なの!? 女性としては「私に興味ないの?」「私はただの友達?」などと、悶々としてもおかしくないほどです。
とはいえ、誘い続けてくれるわけだし、一緒にいて楽しくないわけではないーーとなると、ほかの男性を新たに見つけにいくのも申し訳ない、という気持ちに。つまり、恋愛活動が停滞してしまうということ。それは女性だけではなく、男性も同様です。
一般的に「3回目のデートで告白するケース」が多いといわれます。3回も会えば、相手の人となりはそれなりに見えてくるもの。もちろん付き合わないとわからない部分が大半で、それは交際が始まってから知ることになるのですが。
今の発言と矛盾するかもしれませんが、実際は付き合ってから・結婚してからも、相手のすべてを見知ることは不可能です。どれだけ相手の内面を深く知ってから付き合いたい、と思っても、それを100%完璧に実現するのは至難の業。
「付き合っている未来」が見える相手であれば、3回目(あたり)で思いきってアクション(告白など)を起こしてもよいのではないでしょうか。ためらうことなく、思いきって!
ここで20〜30代の男性に、女性を何回目のデートで落とした経験があるか振り返ってもらいました。
●考えすぎてはダメ
「昔は会って2回目で付き合うこともありましたが、最近は結婚も考えるので、やや慎重になっているかもしれません……(笑)。1〜2週間に1度会う程度ですが、2ヶ月くらいかけますね」(29歳/PR)
「こちらとしても3回目で、というのが理想です。ただ、相手の気持ちがよくわからないときは、なかなか動きを起こせないですけど」(30歳/医療)
「期間をかけすぎてしまうと、逆に悩んでキメられなくなるんですよね……。『ホントはもっといい子がいるのかも』とムダに考えすぎちゃうので」(28歳/IT)
それでもやはり、中には「3回では早すぎる」と感じる人もいるでしょう。それは結構。だからといって、長期間かければいいというものでもありません。相手の出方を見て適宜調整するのが理想ですね。