皆さん、こんにちは。ライター・編集者の池田園子です。本連載「アラサー男子の恋愛予備校」では、どちらかと言うと恋愛が苦手な若手男子の皆さんに、出会いやアプローチ、デートの誘いのほか、大事な人と関係を継続していくためのアイデアなどを、幅広くご紹介します。とはいえ、恋愛に教科書やルールはありません。ご自身の状態・状況にあわせて、適宜カスタマイズしてお使いください。
●最初から「もし別れたら……」なんて考えなくていい!
第22回目のテーマは「社内恋愛のススメ」。よく寄せられるのは「社内恋愛は別れた後がしんどそう」「周囲にバレて冷やかされるのが嫌」といった声。皆さんにもこんな経験はありませんか?
出会いの形・種類は様々ですが、社内恋愛ほど理想的なものはない、と個人的には思っています。少なくともふたりが同じ会社にいるわけですから、お互いがどんな仕事をして、どんな仲間に囲まれているか、大体わかるわけですから。
とくに相手が同じ部署や関係する部署にいれば、お互いの仕事をより理解しやすくなります。さらには「共通の話題」にも事欠きませんし、仕事で悩んだときや、ちょっと愚痴を言いたいとき、お互いに吐き出しやすいのも嬉しいですよね。
「公私を100%完全に切り離したい」タイプの人には、社内恋愛は向いていないかもしれませんが、それ以外の人に社内恋愛はおすすめです!
でも、これだけは言いたいです。昔から感じていたことですが、そもそも社内恋愛を始める前から「別れた後が大変そう」「もし破局したら……」などと、マイナスな想像をする人の多いこと、多いこと。どうしてまだ始まってもいないのに、ダークなことを考え始めてしまうのでしょう? いつも疑問に思っていました。
社内恋愛以外の恋愛も同じです。出会いがあれば別れもあります。破局が訪れることもあるでしょう。とはいえ最初から「もし別れたら……」とは想像しないですよね。一方、社内恋愛になると突然「別れたら……」という発想から入るのはもったいない! そういった心配は付き合い始めて、ピンチを感じてからで十分です。
ここで20〜30代の男性に、「自身が経験した社内恋愛/社内恋愛へのイメージ」について聞いてみました。
●“推奨派”な会社もある
「社内恋愛を経て結婚しました。どちらかと言うと社内恋愛推奨派な会社なので、付き合った当初からオープンな関係でしたね。周りも祝福してくれる環境だったと思います」(34歳/金融)
「社内恋愛中の人は身近にあまりいないのですが、正直うらやましいなぁと思います。実は僕自身、同期女性にずっと片思いの状態……。現在の“友達”のような関係性を壊すのが怖くて、なかなか告白する勇気はありませんが」(28歳/メーカー)
「社内恋愛をしていたことがあります。でも1年で別れてしまいました。最初は社内で彼女と顔を合わせる度に『気まずいな』と感じていましたが、時間が経てばお互いにあまり気にならなくなりましたね」(30歳/IT)
社内恋愛経験者は意外と少なくありません。次回は社内恋愛攻略法をご紹介しますので、お楽しみに!