振り込め詐欺で犯人が捕まったという、悪い言い方をすると良くある話で合ってわざわざニュースになることでもないのですが、その主犯と見られる女性がキャバ嬢だったことからマスコミに取り上げられた様です。

 キャバ嬢という職業はまだまだ世間から白い目で見られているという事でしょう。
 元キャバクラで働いていたと告白するアイドルもいるぐらい、以前に比べて身近なものになったとは言え、多少見下されているというか、普通の仕事に対して、職業的に知性が低いと思われているのはまだまだ仕方がないところです。また、キャバ嬢だから悪いことをするとか、キャバ嬢だから常識が無いというのは半分正解で半分間違いでして。単純に、学がなくとも経歴がなくともチャンスが与えられるのでそういう人たちが割合として集まる事も多いということです。例えば、過去3年間働いていないという履歴書を持っていくと企業は少し嫌な顔をしますが、キャバクラであれば特に問題なく採用されます。

 この容疑者が何を考えて振り込め詐欺を行ったのか、または背後に指示した『オトナ』が居たのかはわかりませんが、キャバ嬢という先行きが不透明で今を輝く仕事だからついつい…という考えもあったのでしょうか。たとえば、セカンドキャリアとして何かが用意されていたら、犯罪に手を染めることはなかったのでしょうか?少し興味深い事件ですね。