前回の最後の方で、フリーと一口にいっても、お客さんの属性によって対応策が変わるということをお話ししました。
今回は、その具体例を書いていこうと思います。
フラりと入ってきた一見さん
イマドキ、高級クラブでもない限り、一見さんお断りなんてことはない水商売。看板やチラシ、ネット広告などに惹かれて、お客さんがフラりと入って来ることはあります。が、こういう人は店のシステム説明から入らなくてはならないので、めんどくさいといえばそうなります。でも、お客さんが店のことをよくわかってない点に着目し、押し切る接客が出来ればお手の物。“ワタシの色に染め上げる”ことが出来ればいいですね。
ただ、中には遊びなれている人もいますから、その点は要注意。
女の子をチェンジしたいから…
お客さんが指名している女の子を変えたくてフリーとして来ることがあります。
理由は、女の子とケンカした、女の子がなかなか自分の思い通りにいかない(なかなか落ちない)ということが圧倒的に多いのです。
女の子の側からすれば、単なるお客さんなのに……。と思う気持ちはよく分かりますし、そんなあからさまな下心に応じる必要もないのですが、お客さんのうまくいかないから女の子を変えたいという気持ちだけは無下にすることは出来ません。
なので、そこはうまくやる必要がありますが、決して他の女の子の悪口などに同調しないようにしましょう。相づちも、同調したとみなされるので注意。うまく女の子同士連携取って乗り切れば、一時的にしろ指名を貰える可能性があるのです。
お客さんの“お連れ様”
他の女の子を指名しているお客さんが、お連れ様をつれてくることがあります。しかも、かなり大勢でということがあるのです。
例えば、同窓会で男性同士がキャバクラ行こう!と盛り上がり、馴染みの店があるからと行こうとなるパターンです。
これは、すごく女の子にとってもお店にとってもメリットが大きいのですが、もし、このシチュエーションでひとりが粗相をしてしまうと女の子は大切な指名客を失い、まわりもチャンスを失うという諸刃の剣でもあるのです。
女の子や元々のお客さんの顔をたてながら、チャンスを生かす接客をしましょう。
次回は、メールや電話での営業にまつわるトラブルシューティングをお話したいと思います。