この連載では、数々の恋愛コラムを執筆するかたわら、男女双方から恋愛の悩みを拾ってきた私・池田園子が、本サイトへ寄せられた恋愛相談へ甘辛ミックスな本音で回答します。カップル編ということで、彼女をお持ちの男性の恋の悩み、何でもお寄せ下さい!

早いものでもう年末。本日で仕事納めの人もいるのでは? 1年お疲れ様でした。私は土曜日からお休みに入ります。年末年始は実家に帰ったり、旅行をしたりと、のんびり過ごすつもりですが、新幹線も宿もまだ取っていない……と今気付きましたよ。あたふた。まぁ、なんとかなるものよね! ということで、皆さん良いお年を。2012年最後の恋愛保健室、覗いちゃいましょう。

さて、第3回のお悩みは「恋人のSNSが気になる」について。27歳男性からのご相談です。

「広告代理店で働く27歳男です。付き合って3ヶ月になる彼女のTwitterをこっそり見ています。そこで彼女が僕とケンカをしたり、若干微妙な空気になった後に『撃沈』『恋愛ってしんどい』『前のヒトとはこんなことなかったのに』とか、マイナスなことばかりつぶやいているんです。僕の前ではそんな態度を見せないのですが。。。ケンカをしても1日経てば仲直りしています。以前気になったツイートがありました。『最近ドキドキしてなかった。あぁ、久しぶりに刺激的な日だった』と早朝5時頃につぶやいていたんです。もしかして浮気なのでしょうか? それ以来、彼女のことを信じていない自分がいますし、毎日のようにTwitterを確認してしまいます。ストーカーチックですよね。。どうすればいいでしょうか」

マイナスな感情をSNSにアップするのは「構ってちゃん」
ちょっと真面目に語っていいかしら? SNSは世の中に革命を与えてくれたと思うけれど、それと同時に厄介なツールになってきているのも間違いありません。「Facebook疲れ」というふざけた名称の現象まで起き始めててさ。みんな依存しすぎなんだってばと言いつつ、私も依存している部類に入ってしまうタイプの人間ですが。でも、基本的に恋人のSNSは見ちゃダメです。もちろんそんなルールはないけれど、携帯を見るのと似た感覚だと捉えていいのかも。というのも、SNSを感情を吐き出す場として使っている人たちがいるから。「そんなの日記に書きなさいよ!」と注意したくなるようなことも、SNSに吐き出しちゃう自己承認欲求、外から見ているとブスな行動だなと感じてしまいます。その手の人たちは基本的に「構ってちゃん」なだけ。「どうしたの?」「何かあったの?」と聞かれたいだけ。悲劇のヒロインになりたいだけ。自己陶酔してんじゃないよ、と言ってやりたい。みんな、それなりに問題を抱えていて、表に出していないだけなんだから。

最も賢いのはSNSで恋人とつながらないこと
でも、彼らの衝動とか欲求を止めることなんてできないから、見なければ済む問題なんです。シャットダウンしてしまえばいい。TwitterでもFacebookでも恋人とはつながらないのが理想。そこには見る必要のない情報もたくさん書かれているのですから。昔の恋人やいい感じになった男子の中にも、私と会った直後(バレバレですやん!)に感想チックなものを、意味深なテキストで綴るポエマー的な人たちがいました。独特なオーラの漂う詩的な文章は、アーティスティックすぎて記憶にありません。単純なものであれば「久しぶりの感覚」「惚れてまうやろー」「勘違いしてもいいかな……」とか、女子か!とツッコミ必須のツイートばかり。いい年の大人男子がね。でも、今になって超上から目線で考えてみると、彼らはかわいらしい存在だったのかも知れません。彼女のツイートを見て「ほほう。こんなことに悩んでいるのか」「あのときの、俺のあの行動がまずかったのか。よし直すぞ」とか反省しちゃうような、彼女の尻に敷かれたい系や超ドM系、精神的に仙人レベルの大人系男子に限り、恋人のSNSを見ても動揺しないのだろうと思いますよ。

★まとめ
原則、恋人のSNSは見ない、ふれない、つながらない。例外もアリ。