キャバクラは、お酒を飲む場所であるため、タバコを吸うお客様も多いです。タバコを吸わない女性であっても、正しいマナーを覚えて実践しましょう。

タバコの火のつけ方
お客様がタバコの箱に手をかけた時や、口元にタバコを持ってきたタイミングでライターを準備します。お客様が火傷しないように火をつける時には、自分の胸元で点火し、もう片方の手を添えてお客様に近づきタバコに火をつけます。

お客様の中には、タバコに火をつけられたくない人もいますので、断られたら手を引いてお客様に任せましょう。

火力があまりにも強いと、顔や手への火傷や、ドレスに引火してしまう原因になります。逆に弱すぎると、点火しにくくなりお客様をイライラさせる原因になります。

事前にライターを点火し、火力の調整をしましょう。火力は通常よりもやや強めのほうがお客様のタバコにスムーズにつけられます。

ライターにもこだわりを持とう
お店によっては、お客様向けに店名入りライターを用意しており、それを使う場合もありますが、基本は自分でライターを用意します。

ライターにも様々あり、ブランドガスライター、女性向けの可愛いデザインのガスライター、100円ライターでも花柄やチェック柄、キャラクターものなどもあります。

ちなみに、オイル式ライターは、手や服にオイルの匂いがつくことがあり、お客様によってはオイルの匂いが苦手な方がいるので、あまりおすすめできません。

お店の雰囲気に合わせたり、自分の好みで選んでみたり、仕事道具にこだわりを持つのも良いと思います。

マッチでの火のつけ方
マッチを用意しているお店や、年配のお客様ですとマッチがお好みの方もいらっしゃいます。マッチでも自分に向かって擦り、点火させ、もう一方の片手を添えてタバコに火をつけます。

マッチはそのまま、自分のほうに戻しやさしく息を吹きかけて消したら、一度、テーブルの下に持って行き煙がお客様のほうに行かないようにします。

灰皿の正しい交換のしかた
灰皿の交換する目安は、吸い殻が2本になった時に交換します。お店によっては1本の場合もあり、必ずお店で確認してください。またお客様が紙くずなどのゴミを入れた場合は、すぐ交換しましょう。

交換する時は、灰が飛び散らないように新しい灰皿を上にのせて動かし、更に新しい灰皿をお客様の所に置きます。またお店によってはボーイが交換する場合もあるので、お店で確認します。

うっかり灰をテーブルに落としてしまったら、おしぼりで綺麗に拭きボーイを呼んでおしぼりを交換してもらいましょう。

電子タバコの場合
アイコスなどの電子タバコの場合は、火をつける必要はありません。電子タバコは、充電していないと使えないので、お店で充電が切れた時のためにモバイルバッテリーを持ちましょう。

スマホにも電子タバコにも、両方使えるモバイルバッテリーがあるので、自分用にも使えますし、お客様の充電が切れた時に使用すれば大変喜ばれます。

自分もタバコを吸えるのか?
タバコを吸う場合は、必ずお客様に聞いて了解を得ましょう。お店では禁止の所もあれば、指名客のみOKの所もあるなど、お店によって違うので確認してください。

お客様の中には、禁煙している方やタバコが嫌いな方もいるので、なるべくならお客様のいる場所で吸わない方が無難かもしれません。

しかし、お客様が喫煙者だと相手が吸ってくれたほうが楽しいと思ってくれる方もいるので、ケースバイケースです。自分がタバコを吸う場合はモラルや観察力が試される場面かもしれません。

まとめ
キャバ嬢は、お客様に気を配ることが仕事です。お客様のタバコの好みや銘柄、お客様の吸うタイミングなどを覚えておきましょう。

また、お客様のタバコが無くなった時に、素早く自分の持っているタバコをすすめてみるのも、お客様に喜ばれます。