通常、お昼のお仕事でも名刺を持ち歩いて、初見のお客様に挨拶のときに渡します。キャバクラでも同様に初めてのお客様には名刺をお渡しします。

キャバクラならではの名刺についてのマナーやルールがあり、名刺の種類も色々あります。売れている女の子は、きちんとマナーやルールを守り、名刺1枚にも気を配っています。

キャバクラでの名刺は重要

キャバクラでは、フリーで来店したお客様に名刺を渡します。フリーのお客様には15分~20分ずつ1セット60分のお店ですと、女の子3~4人が着きます。

さらに3人など複数で行った場合だと、同じテーブルに1セットで10~12人初見の女の子が着く場合があり、誰が誰なのかさっぱりわからなくなっていきます。

またお酒を飲む場ですので、顔は覚えているけど名前は覚えてないこともありますし、かなり酔ってくると、顔も名前も覚えてないけど何となく楽しかったことだけ覚えている場合もあります。

お客様としては、後に連絡しても、どれがどの女の子だったのか覚えてなくて困ってしまったり、また次回行ったときに、指名しようと思っていたけども名前を忘れていて面倒になったりして、足を運ばなくなる可能性もあります。

それを解決するのが、名刺になります♪

これは大事★名刺を渡すタイミング

名刺を渡すタイミングはいつが良いのでしょうか?基本的なマナーとしては、お昼のお仕事同様、初見の挨拶時に渡します。まず声だけではなく文字を読んでもらうことにより、名前を覚えてくれる確率がかなり上がります。さらにお客様から名刺を渡される機会も増えるでしょう。

そして、名刺の話題や源氏名の話からはじめれば、お客様は確実に記憶に残ります。さらに相手の名前も聞きやすくなり、お互い名前で呼び合えば親近感が湧きます。

テクニックとして名刺を利用する場合には、席を離れるときに渡します。挨拶ではなく、あなたにだけは渡したいという特別感の演出になります。

特に話が盛り上がったときに席を離れる場合は、女の子も自分のことを気にいってくれたんだという錯覚を生ませます。場内指名がとりやすい効果があります♡

もう一つは、最初に名刺を渡しておいて、席を立つときやお客様が帰りそうな時点で、渡した名刺を一旦返してもらい、連絡先やメッセージを書き込み再度、渡します。
これにより、私も楽しかったのでもっとお話がしたいという演出になります。場内指名や次回の本指名につながっていきます♪

一番やってはダメなことは何でしょうか?それは名刺を渡さないことです。たとえ会話が盛り下がろうが、相手が興味を持っていなかろうが、捨てられてしまいそうでも、お客様が拒否しない限り、渡しましょう!それがマナーになります。

これは大事★名刺の渡し方

また、名刺を渡すタイミング同様、渡し方も大事になります。名刺の向きを相手に向けて、名前を名乗りながら視線はお客様に向け、胸の位置から、お客様が受け取りやすい位置で渡します。

このときに、お客様からも名刺を渡される場合があります。お互いに渡し合うときは、自分の名刺が下になるようにして、お客様より先に受け取らないようにして両手で受け取ります。

お客様から渡された名刺は、一旦名刺入れの上に置き、必ず目を通します。そこでさりげなく連絡先が書いてあるか確認します。タイミングの良いときにお客様に、名刺の連絡先に連絡しても良いか確認をとります。

仕事用の連絡先なので迷惑になる場合もあります。連絡することが可能であれば、早い段階でお礼の連絡をします。必ずこのときにはお礼の内容のみにします。

格式や礼儀は、苦手だしやりたくないと思う人もいると思うのですが、名刺の渡し方だけで指名につながる場合もたくさんありますので実践してみましょう。

お客様と離れるときの名刺の注意点!

名刺の空いているスペースを利用して、手書きのメッセージを書きます。定型文ではなく、お客様と会話をした内容を書きます。連絡先も手書きで、お客様の目の前で書いた方が効果的です♪

お客様も、次の日に名刺を見たときに、女の子との会話を思い出して覚えやすくなります。

もう一つ重要なことがあります。それはお客様によってはテーブルに名刺を置いたままにしていて、持って帰るのを忘れることを防ぐことです。

謙虚に声をかけて、お客様が財布等に入れるのを見届けます。ただし家庭の事情などで持ち帰れないお客様に対しては、その場で連絡先を交換しましょう。

名刺を渡してはいけない場合とは?

フリー以外のお客様に着いたときには、名刺を渡してはいけません。自分がヘルプで着いたときに、お客様から名刺が欲しいと言われたとしても渡してはいけません。

指名されている女の子にとっては、気分のいいことではなく、お店全体としてもトラブルの原因となってしまいます。

名刺の種類は色々ある
1.写真名刺
写真名刺は、一番お客様が顔を覚えてくれる方法です。また写真で判断して指名につながる場合もあります。お金がかかりますが、お店によっては補助してくれる所もあります。捨てられたときのショック感が増える所が難点です。

2.素材にこだわった名刺
厚紙やプラスティック、木製など様々な名刺があります。食べられる名刺もあり、他の女の子との差別化になります。

3.形にこだわった名刺
こちらも様々な形があり、ハート型、星型、動物型などあります。ただあまり大きい形だとお客様は持ち帰りたくなくなります。

4.香りが付いた名刺
コーヒーや日本酒、フルーツなど様々な香り付きの名刺があります。ただ財布や服に香りが付くのが嫌なお客様もいるので、必ず断りを入れて渡しましょう。

5.パロディ名刺
メニューのようになっている名刺や、飛び出す名刺など、これって本当に名刺ですか?っていう見た目の名刺もあります。

このように様々な種類の名刺がありますので、一目でこの女の子の名刺だとわかるオリジナリティーにあふれる名刺にするのも、指名を獲得する手助けになります。

まとめ

キャバ嬢にとって名刺は、非常に重要なツールになります。まずお客様に覚えてもらえることが大事です。また名刺を渡すときの礼儀も身につけましょう。礼儀ができる女の子の方が魅力的に映ります♪

名刺はインパクトのある、自分らしい名刺を作り、覚えてもらえるようにしましょう。まずは名刺を渡すことからが、本指名の獲得のスタートになります。

色々、工夫してみて売り上げアップしていきましょう!