キャバクラで働く中で普段と違った特別なイベントとなるのがバースデーイベントです。

1年の中でも最も個人の売り上げを上げやすい日といえるので、気合いを入れていきたいところですよね。

よくテレビなどで「1日で○○万円売り上げたキャバ嬢!」と紹介されることを見かけるように、ここで大きな記録を作ることができればキャバ嬢としてのステータスにもなります。

とはいえバースデーというものは年に1度しかなく、場数を踏んで覚えるというわけにもいかないというのが難点です。

そこで今回はキャバ嬢のバースデーイベントを成功させるための戦略の一部として、ノベルティ(=お客様に渡す粗品、引き出物)について紹介します。

バースデーイベントの準備はどのくらい前からする?

まずはイベント日程を確保するために、2~3ヶ月前にはお店側と相談しておく必要があります。始めての開催などの場合は、自身で予定を組むのではなくお店から声がかかることが多いようです。

他のキャバ嬢と同じ月にバースデーを迎えるということなども考えられ、自分の誕生日当日にイベントを開催することはできないかもしれません。

また時期をズラすだけではなく、当日のみの開催としてしまうと来ることが困難なお客様もいるということもあり、数日間イベントを開催するという場合も多くあります。

何日間開催するのか、どのくらいの売り上げが見込めそうか、衣装チェンジはするかなど、お店と相談することは数多くありますので、できるだけ早い段階で開催したい旨を伝えると良いでしょう。

また、声が掛かりそうだなと感じた段階である程度方向性を決めておくと安心です。

早めに日程を決めてしまうことで、来てくれそうな常連のお客様にも早い段階から営業することができます。

バースデーイベントのノベルティの作り方は?

ではノベルティの作り方や料金の支払い関係を見ていきましょう。

どのくらい前からノベルティの企画をする?
用意するものや業者さんによってもちろん変わってくることでもありますが、早いに越したことはないでしょう。

バースデーイベントをすることが決定してから動くことがベストですが、1ヶ月程度の準備期間があれば十分に用意することができます。

ノベルティグッズを手掛ける業者さんにどういったものを作るか伝えて作ってもらうのにもある程度時間がかかりますが、例えばライターに名入れするといったものであれば注文してから2週間程度あれば届くというものもあります。

とはいえこの日の対応がキャバ嬢として躍進するチャンスと考えると、自分の写真やイメージカラーなどできるだけこだわって素敵なものにしたいですよね。

あまりギリギリに動き始めると後々忙しくなってしまって辛いので、慣れていない方は特にできるだけ余裕を持ってアクションすると良いでしょう。

大抵はバースデーイベント開催ポスターと同じ写真でノベルティを作成するため、ノベルティの発注はイベントポスターの撮影後が適しているといえます。

料金は前払い?だれが払うの?
ノベルティは事前に用意しておく必要があるので、料金は前払いとなります。

クレジットカードなどで支払う場合には、その引き落としの日が実際に口座からお金が減る日になるでしょう。

キャバクラで働くキャストは風営法の関係上、個人事業主としてお店と業務提携という形を取っている場合が多く、一般的な会社員と違って出費をお店側が負担してくれるということはほとんどありません。

しかしキャストの給与は売上に応じて収入も増えるため、売れっ子キャストの場合はノベルティを豪華にしても十分な利益になります。

つまり、来店が見込めるお客様の数に応じてノベルティのお金もかかるということは計算しておく必要があります。

もちろん確定申告の際には経費に計上することも忘れないようにしましょう。

バースデーイベントのノベルティによくあるグッズを紹介!

ではどういったノベルティが一般的なのでしょうか?よくあるノベルティを紹介します。

・ライター

まず最も一般的なのはライターでしょう。「キャバ嬢 ノベルティ」と検索するとライターの画像やオリジナルライターの販売業者のページが上に来るほどです。

定番ではあるものの、喫煙者でない方には無用の長物となりかねないという点は注意が必要です。

・ミンティア

ミンティアに限った話ではありませんが、ちょっとしたお菓子のパッケージをオリジナルにして渡すというのも定番です。

グリコや森永など、有名なお菓子メーカーでビジネス用にオリジナルパッケージのお菓子を作ることができます。

・オリジナルシャンパン

キャバクラはお酒を提供するところですので、シャンパンも場に似つかわしい品物として重宝します。

オリジナルのラベルを貼ったりボトルネックをオリジナルのものにしたり、LEDを当てると光るという仕様にすることもできます。

ライターやお菓子に比べてお金がかかりますので、利益の計算はしっかりしましょう。

既婚者のお客様への配慮は忘れずに
お客様の中には既婚者である方も少なくないでしょう。キャバ嬢にさえ結婚していることを隠しているケースもあるかもしれません。

そういったお客様への配慮としては”消え物”がおすすめです。

その場や帰り道などでつまめるお菓子の場合は、キャバクラで遊んだ痕跡が残らないので既婚者としてはありがたいでしょう。

お客様としてはノベルティがきっかけで家庭が崩壊するようなことは絶対に避けたいので、長い期間をかけて使うものや言い訳ができないものは敬遠されてしまうかもしれません。

帰路で捨てればよいと思うかもしれませんが、いくらお店だけの関係でも、顔がプリントされているアイテムを捨てるのは少し負担に感じるものです。

特にバースデーはキャストを祝い、顔を立ててあげるためにお店に行くので、そこまでしてくれたお客様へノベルティの処分方法を考えさせるのも少し疑問が残ります。

もちろんノベルティを喜んでくれるお客様もいるので、どんなお客様にどんなものをお渡しすれば良いのか、しっかり判断して渡す物を変えてみるといいかもしれませんね。