キャバクラは、お客さんと一緒にお酒を飲んだり楽しい一時を提供するお仕事です。
しかし仕事中に飲みすぎてしまい、翌日に胃もたれや吐き気、頭痛などの「二日酔い」といわれる身体の不調を感じた経験があるキャストさんも多いと思います。
そんな二日酔いの中には、精神的な落ち込み・憂鬱な気持ちになる「酒鬱」といわれる状態になることがあります。
今回はこの「酒鬱」について、
・酒鬱の原因
・酒鬱にならないようにするための対策方法
など、わかりやすくご紹介したいと思います。ぜひ最後まで読んでみて下さい。
適度なアルコールは、気分をスッキリさせ、コミュニケーションを円滑にする効果があります。
しかしながら睡眠が浅くなったり、脱水症状になったりなどのデメリットも引き起こします。このような身体の不調から、気分のリバウンドが起こり、朝起きると急な不安感に襲われたり、パニック症状を引き起こしたりすることが「酒鬱」です。
「酒鬱」の症状には、気分の落ち込み以外にも、イライラや意欲低下など、うつ状態に似た症状があり、キャバクラで働く女の子にとって精神的につらくなる「酒鬱」は死活問題です。
ここからは、酒鬱にならないようにするため、対策方法についてご紹介します。
お酒には、一般的にストレスを解消する効果があります。しかしお酒の酔いが覚めることで、ストレスを抑える効果が弱まり、不安などを感じ「酒鬱」状態を引き起こす場合があると考えられています。この精神的なアップダウンに身体がついていけずに、不安感が起こるため、まずは普段からストレスをためないことが重要です。
日頃からスポーツやアクティビティなど、お酒以外のリフレッシュ方法を見つけておくことが大事であり、また瞑想やヨガ、マインドフルネスなど心の状態を整える方法もおすすめです。身体と心の健康について見直し、ストレスをためない生活が過ぎごせるようにしましょう。
キャバクラではお酒を飲むことが求められやすいお仕事ですが、長く続けるにはやはりお酒を控えることも大切です。
お酒に強いことは良いことですが、ノリ良く飲む以外の強みも身につけましょう。途中でノンアルコールやソフトドリンクを飲んでも、空気を壊さない様な根回し・キャラ作りも、「酒鬱」にならない対処方法のひとつです。
ファンを作るためにも、セルフプロデュースは欠かせません。
まずは、自身の許容飲酒量を決めることです。お酒が進むと調子が上がり、ついつい許容範囲以上のお酒を飲みそうになりますが、しっかりとルールを決め守りましょう。
また、お酒の合間にチェイサーなどを挟むことは、身体の調子を整える有効な方法です。スタッフさんにも事前に伝えておけば、場内を離れるタイミングも作ってくれ、安心です。
日常的にお酒が入ったまま就寝すれば、しっかりと睡眠をとれずに慢性的な睡眠不足に陥りやすいです。また遅い時間に就寝することになるため、睡眠リズムが乱れやすく、熟睡できなかったり、スグに起きてしまうなどの可能性が高くなります。
しっかりと身体を休めることができなければ、精神的にも悪影響がおき、「酒鬱」になりやすくなってしまいます。
休日には早めに就寝をし、十分な休息を取ることが「酒鬱」の対処方法のひとつとなります。
やはり自律神経が乱れてしまうと、気分の落ち込みなどが起こりやすくなります。夜型の生活をしていると太陽の光を浴びることは少し難しいですが、日中に少しでも日光浴することで自律神経が整いやすくなります。
少し早起きをして、日光浴をする時間を確保し、身体のリズムなどを整えましょう。
「酒鬱」とは、別名として「ハングザイエティ」とも呼ばれています。鬱とつきますが病気の名前ではなく、お酒を飲んでいるときと酔いが覚めたときの感情の落差によって、不安感を覚える状態を指す造語です。
一番の対策方法はお酒の量を少なくすることが有効ですが、お店で働く女の子にとってお酒を避けることは難しい問題かもしれません。
しかし、キャバクラにはお酒が飲めない未成年者や、成人していても「ノンアル嬢」として働く女の子もいることから、お酒の量をある程度コンロールすることはできるはずです。お酒を飲む量は自身の申告で決まるので、まだ飲めそうな場合でも身体のためにお酒が弱いフリをしてもいいかもしれません。
また上記で紹介した方法はあくまで一例です。耐えられない不安感があった場合には、専門の医療機関を受診し、医師の指示に従って下さい。
「酒鬱」に気を付け、どんどん売り上げを上げられるように頑張りましょう♪