永久指名(えいきゅうしめい)とは、客がその店舗で一回でもキャバ嬢を指名をすると、そのキャバ嬢以外を指名することができないという制度の事。
永久(に)指名(し続けなければならない)制度である。
ただし、場内指名は除く。

店側からすると、客がフリーで飲みに来る場合と、指名で飲みに来る場合では、指名客の方がありがたい。
指名料が発生するほか、キャバ嬢が営業して呼んでくれるという点や、常連になる可能性などメリットは大きい。
では、キャバ嬢Aを指名していたお客さんが、偶然ヘルプで着いた縁でキャバ嬢Bを気に入り、次回の来店からキャバ嬢Bを指名で店に飲みに来るようになった場合はどうだろう。

客が払う料金は、指名嬢を変更する前も後も変わりないが、キャバ嬢どおしの中がギクシャクしたり、ヘルプに気を使ったり、目に見えない余計な手間が多く掛かることになる。
そのため、一度指名を決めたら、永久にそのキャバ嬢を指名する、という永久指名制度が存在している。
逆に言うと、多少の気まずささえ気にしなければ、永久指名制ではないキャバクラでは指名代えが自由であり、2人のキャバ嬢を毎週交互に指名するという変わった客も存在する。

永久指名制度は、郊外の安キャバよりも都心部の高級店やホストクラブなどに多く見られる。
ただ、永久指名制にも抜け道が無いわけではない。
指名しているキャバ嬢と何らかの理由で関係が崩壊した場合、下記のような方法や場合で指名代えを行える場合がある。

・キャバ嬢がその店を辞めた場合
・キャバ嬢がその店を長期休暇する場合
・客側が常連で大金を使う客の場合
・キャバ嬢が週1出勤など著しく出勤日数が減った場合


上記の場合以外でも、店の店長に相談をすることで、指名代えに応じてくれる場合もある。

自分が遊びに行っている店舗が永久指名制のお店なのか、指名代えができる店なのかは、店に電話して聞いてみると良い。