キャバクラの仕事に興味はあるけれど、シフトやノルマに縛られたくない……。そんな方におすすめなのが「キャバクラ派遣」です。

自由な働き方ができる、給料をすぐに受け取れるなど、多くのメリットがあるキャバクラ派遣ですが、在籍キャストとは異なる注意点もあります。

今回は、キャバクラ派遣の仕組みやメリット、そして知っておきたいポイントについて詳しく解説します。

キャバクラ派遣は在籍とどう違う?

キャバクラで働く方法には、「在籍」と「派遣」の2種類があります。在籍は特定の店舗に所属し、専属キャストとして働くスタイルです。一方、派遣は、派遣会社に登録し、依頼のあった店舗に出向いて単発で勤務する形態を指します。

在籍の場合、所属する店舗のルールに従う必要があります。同伴や営業活動が求められたり、ノルマが設定されていたりすることが一般的です。

一方、派遣の場合はお客様への営業は不要でノルマもないため、自由度の高い働き方が可能です。

それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分に合ったスタイルを選ぶことが大切です。

キャバクラ派遣の特徴

キャバクラ派遣はシフトの拘束がなく、給料の即日払いも可能。さらに、営業活動の必要がないため、気軽に働けます。ここでは、具体的な特徴をご紹介します。

働くまでの流れ

キャバクラ派遣で働くには、まず派遣会社に登録する必要があります。

1 応募

LINEや電話で派遣会社に応募し、登録の日程を決めます。

2 説明会への参加・登録

指定された日時に派遣会社に出向き、仕事内容や契約内容について詳しい説明を受けます。納得したうえで登録を完了させましょう。

3 派遣先の選択と出勤

登録後は、派遣会社が掲載しているキャバクラの求人から希望する店舗を選びます。働きたいお店が決まったら、LINEや電話で派遣会社に連絡し、勤務の手続きを進めましょう。

仕事内容

在籍と派遣で、基本的な仕事内容は変わりません。お客様の席に着き、ドリンクを作りながら会話を楽しむのがメインです。ただし、派遣の場合は指名を受けている専属キャストのヘルプとして席に着くのが一般的です。

派遣だからといって特別な技術は必要なく、未経験でも安心して働ける環境が整っています。そのため、お客様の多くは、どのキャストが専属で、どのキャストが派遣なのかを意識していません。

逆に言えば、専属・派遣にかかわらず、同じレベルの接客スキルが求められるのです。当然ですが、派遣だからといって適当な対応をすることは許されません。派遣先で働く以上、そのお店のスタッフとしての意識を持ち、店舗が求めるクオリティの接客を提供する必要があります。

出勤時間・シフト

勤務時間やシフトは比較的自由に選べます。派遣会社の求人情報から、希望に合う時間帯やシフトの店舗を選べばよいためです。都合が合わない時間帯の仕事は、無理に受ける必要はありません。

たとえば、「毎週月・水・金だけ働きたい」「22時には帰りたい」といった希望も通りやすく、融通が利きやすいのが派遣の特徴です。

給料

給与は時給制が基本で、原則として日払いです。時給は店舗によって異なります。

また、容姿や実力によって時給が変わることもあります。これは、派遣会社が面談時に容姿、接客スキル、経験、態度などを総合評価し、ランク付けを行っているためです。高ランクほど高時給の店舗に派遣されやすくなります。

ただし、ランクは非公開のため、自分のランクや基準を知ることはできません。時給が想定より低い場合、ランク評価の影響が考えられます。

時給に納得できない場合は、ほかの派遣会社に登録するのも選択肢の一つです。会社ごとに基準が異なるため、他社では評価が変わることもあります。

同じ派遣会社でランクを上げたい場合は、再面接に挑戦するのもおすすめです。ヘアスタイルやメイク、ファッションを工夫することで好印象を与えることができれば、ランクアップの可能性も高まります

キャバクラ派遣で働くメリット

キャバクラ派遣は、自分の都合に合わせて柔軟に働けるのが魅力です。ここでは、具体的なメリットをご紹介します。

自分の予定に合わせて働ける

キャバクラは出勤日数のノルマを設定しているお店が多く、専属キャストは決められた出勤日数や出勤時間を守る必要があります。

一方、派遣キャストの場合は、働きたいときに自由に出勤できます。たとえば、終電に間に合わせるために23時に退勤したり、昼間の仕事を終えて20時から出勤したりすることも可能です。

自分の都合に合わせて働けるため、本業との両立を考えている方や、プライベートを優先したい方にもおすすめです。

給料をすぐに受け取れる

キャバクラの派遣では、お給料は全額日払いが一般的です。

これは、お店が人手が足りない日に限ってスポットで求人を出すためです。つまり、次に募集がある時期が読めず、なかには数か月に一度しか派遣の求人を出さないお店もあります。そのため、月給制にするのが難しいのです。

働いたその日にお給料を受け取れるため、すぐに現金が必要な方にとっては大きなメリットといえるでしょう。

ノルマやペナルティの心配がない

一見華やかに見えるキャバ嬢の仕事ですが、実際にはお店ごとにさまざまなノルマやルールがあり、負担が大きいのが現実です。

指名本数や売上額、同伴の回数などのノルマが設けられており、それぞれを達成しなければなりません。達成できない場合は、ペナルティとして罰金が科せられることもあります。

しかし、派遣として働く場合は、基本的にヘルプとしての接客がメインのため、こうしたノルマは一切ありません。来店されたお客様に楽しんでもらうことが役割となるため、厳しい目標に追われることなく、のびのびと働けるのが大きな魅力です。

お客様への営業が必要ない

在籍キャストの仕事の一つに、リピーターを増やすための営業活動があります。LINEなどで連絡を取り、少しでも多く来店してもらえるよう働きかけるのも重要な仕事です。こうした営業は、朝や夕方などお店の営業時間外に行うことが多いため、プライベートの時間でも気が休まりません。

一方の派遣キャストの場合、このような営業活動は一切不要です。お客様への営業に苦手意識がある方にとって、派遣は安心して働ける選択肢といえるでしょう。仕事とプライベートをしっかり分けたい方にも適しています。

同じドレスを使いまわせる

在籍キャストは一つのお店に所属して働くため、毎日同じドレスで出勤するのは避けなければなりません。同じ衣装が続くと、お客様に対して失礼に当たるだけでなく、飽きられることもあります。

お客様や同僚、スタッフから「また同じドレスを着ている……」と思われないためにも、複数のドレスを用意する必要があるのです。さらに、ドレスに合わせて靴やバッグ、アクセサリーなどもそろえるとなると、衣装代の負担は決して軽くありません。

一方、派遣キャストは単発でさまざまな店舗に勤務するため、同じドレスを繰り返し着ても気にされることはありません。最低1着のドレスがあれば問題なく働けるため、衣装代を大幅に節約できるのも派遣ならではのメリットです。

面接は派遣会社に登録する際のみ

在籍キャストとして働く場合、希望するお店に応募し、面接を受ける必要があります。理想のお店が見つかるまで、複数の店舗で面接を受けることもあるでしょう。

しかし、派遣で働く場合、面接は派遣会社への登録時に一度だけ行えば済みます。面接が苦手な方でも、一度登録してしまえばあとは安心です。毎回の面接で感じる緊張やストレスから解放され、さまざまなお店で働くチャンスが広がるのも、派遣の魅力の一つです。

複数のお店で働く機会があるにもかかわらず、面接の手間を省けるのは大きなメリット。効率よく仕事を始められるため、すぐに働きたい方にも適した働き方といえるでしょう。

キャバクラ派遣で働く際の注意点

キャバクラ派遣は自由度が高い一方で、注意すべき点もあります。在籍キャストとは異なるデメリットを理解し、後悔のないようにしましょう。

在籍より稼ぎにくい

在籍キャストは時給に加えて、「指名バック」「同伴バック」「ドリンクバック」などのインセンティブが支給されます。

しかし、派遣キャストは在籍キャストのヘルプとして働くため、これらのインセンティブは適用されません。どれだけ一生懸命頑張っても時給のみの収入となるため、物足りなさを感じることがあるかもしれません。

積極的に指名を獲得し、インセンティブで収入を増やしたい場合は、在籍キャストとして働くのがおすすめです。

希望日に派遣されない場合もある

働く日を自由に決められるのは、派遣ならではの大きなメリットです。とはいえ、自分が働きたい日程と、お店側の募集タイミングが合わないこともあります。

たとえば、2月や8月の閑散期や、毎月のお給料日前は客足が減少するため、求人も少なくなる傾向があります。そのため、必ずしも希望通りにシフトを入れられるとは限らないのです。

安定して稼ぐためには、週末や繁忙期を狙う、複数の派遣会社に登録するなどの工夫が必要です。

お店ごとのルールを覚える必要がある

ルールや接客スタイルはお店ごとに異なるため、勤務するお店のルールを覚える必要があります。慣れるまでは少し大変に感じるかもしれません。

特に、複数のお店で働く場合は、ルールを混同しないよう注意が必要です。初めて勤務するお店では、事前にルールを確認しておきましょう。また、わからないことがあれば、在籍キャストや黒服スタッフに積極的に質問する姿勢も大切です。

臨機応変な対応力を身につけることで、どんなお店でも重宝される存在になれるでしょう。

クレームを受けたお店では働けなくなる

お店のルールを守らなかった場合や、接客態度に問題があると判断された場合、派遣会社にクレームが入ることがあります。

お店側は「また呼びたい」と思えるキャストを求めているため、一度問題が生じると、再度派遣されることが難しくなります。

トラブルを避けるためにも、お店のルールを守り、プロ意識を持った丁寧な対応を心がけましょう。また、第一印象の良さも評価を高める重要なポイントです。まずはしっかり挨拶するところから始めましょう。

クレームが続くと登録抹消も

複数のお店からクレームを受ける、あるいはお店や派遣会社の指示に従わないなど、問題行動が続く場合は、派遣会社の登録を抹消されることがあります。

派遣会社は、キャストとお店の間に立つ存在です。自社の信頼を守るため、問題の多いキャストとは契約を解除せざるを得ません。

特に、お客様へのマナー違反や無断キャンセルなどは厳しい処分となります。どれほど容姿が優れていても、人間性やマナーに問題があれば、長く働き続けることは難しいでしょう。

クレームなしでキャバクラ派遣を続けるためには?

最も大切なのは、社会人としての基本的なルールを守ることです。時間厳守はもちろん、お客様だけでなくお店のスタッフにも明るく挨拶し、礼儀を大切にしましょう。

接客面では、お客様の話に耳を傾け、相手に合わせたコミュニケーションを心がけることが重要です。また、在籍キャストの接客スタイルを観察し、お店の雰囲気に馴染もうとする姿勢も好印象を与えるでしょう。

そして何よりも、笑顔と前向きな態度を忘れないこと。この業界では、技術よりも人間性良さが長く愛されるための秘訣です。

清潔感のあるヘアメイクやドレス選びも欠かせません。派遣で働く場合、最低1着のドレスがあれば始められる点は魅力ですが、より好印象を与えるためには、自分に似合うデザインや店舗の雰囲気に調和するスタイルを意識することが重要です。

たとえば、落ち着いた雰囲気のお店では華美になりすぎない上品なドレスを、活気のあるお店では明るい色合いの華やかなドレスを選ぶなど、店舗の雰囲気に合わせた装いを意識すると、派遣先での評価が高まるでしょう。

さらに、お店のスタッフとの関係にも気を配ることが大切です。積極的にコミュニケーションを取り、困ったことがあればすぐに相談するなど、協調性を持って働くことで、次も依頼したいと思ってもらえるでしょう。

まとめ

キャバクラ派遣は、ノルマに縛られず、自由に働きたい方に適した働き方です。

しかし、在籍キャストと比べると収入が不安定になりやすいなど、注意すべき点もあります。

今回ご紹介したメリットや注意点を踏まえ、ご自身にとって在籍と派遣のどちらが適しているかを考えてみましょう。