![]()
キャバクラで働く際に、ノルマは重要な要素です。ノルマのあるお店、ないお店、その内容もさまざまです。よく分からないまま働き始めると、思わぬプレッシャーやペナルティに悩むこともあります。
今回は、ノルマの種類や仕組み、メリット・デメリット、そして「ノルマなし」求人の注意点を詳しく解説します。
ノルマは、お店によって内容や条件が異なります。代表的な4つのノルマについて解説します。
同伴とは、出勤前にお客さまと食事やお出かけをして、一緒にお店に入店することです。同伴ノルマは「週に1回」や「月に◯回以上」など、期間ごとに設定されるのが一般的です。
ノルマクリアの基準はお店の方針や、キャバ嬢のキャリアなどによって異なります。
お店にとっては早い時間帯の集客につながるため重要なノルマです。このためバック率が比較的高いのが特徴です。
指名本数とは、一定期間内にお客さまから指名をもらう回数のことです。「1日1本」や「週に○本」「月に○本」といった形でノルマが設定されます。
場内・本指名の両方がカウントされる場合や、本指名のみの場合など、条件はお店によって異なります。
キャバクラで稼ぐためには、指名客の獲得は必須です。指名が多いほどノルマをクリアしやすく、収入アップに直結するため、自身の成長を測るバロメーターにもなります。
売上ノルマとは、キャバ嬢一人ひとりに設定される売上目標額です。指名料やドリンク、ボトルなど、1か月に獲得した全ての売上で計算されるのが一般的です。
金額が大きく難易度が高めのため、新人期間に厳しく設定されることは少ないでしょう。しかし、売れっ子やベテランになるにつれ、目標金額が高くなる傾向があります。
成り行き任せで接客をしていると、たとえ指名客が多くても、売上額が足りずノルマが達成できない場合もあります。
新人のうちはお客さまに遠慮しがちですが、同伴やボトルをさり気なくおねだりするテクニックも、少しずつ磨いていきましょう。
「出勤ノルマ」は、「週に〇日」や「月に20日」など、あらかじめ決めた日数を出勤するという約束です。
まじめに出勤すれば必ず達成できるので、新人さんでもクリアしやすいでしょう。出勤日数を増やすことは、お客さまに出会うチャンスを増やし、他のノルマ達成にもつながります。
とはいえ、簡単なノルマだからこそ、達成できない場合は信用を失うこともあります。特に当日の欠勤は罰金の対象になるお店がほとんどです。最初は確実に出勤できる日数を設定し、慣れてきたら少しずつ増やすなど、お店と相談しながら決めるのもおすすめです。
お店によっては、ノルマではなく「目標」という言葉を使うケースもあります。この2つは似ているようで大きく異なるため、注意が必要です。
ノルマは達成が義務であり、未達成の場合はペナルティ(罰金や時給ダウンなど)が発生するのが一般的です。一方、目標は努力目標であり、達成できなくてもペナルティがないケースがほとんどです。
面接時には「ノルマ」か「目標」か、未達成時のペナルティなどを確認しておきましょう。
ノルマと聞くとマイナスなイメージを抱きがちですが、実はメリットもあります。両面を理解しておきましょう。
ノルマがあることで、自分の頑張りが数字として見えるようになります。
「先月より同伴が増えた」「指名本数が伸びた」など、成長を実感しやすいのは大きなメリットです。
![]()
また、キャスト間での不公平感も少なくなります。「積極的に営業している子」と「ただ座っているだけの子」が同じ時給では納得がいきませんよね。ノルマは、努力を正当に評価し、お給料として還元するためのシステムでもあるのです。
明確な目標があることでモチベーションを保ちやすくなります。ノルマを意識することで、接客スキルや営業力も自然と身につくでしょう。
最大のデメリットはペナルティです。お店によっては、ノルマ未達成で給料から罰金が差し引かれたり、時給がダウンしたりします。事前に確認しておくことが大切です。
精神的なプレッシャーもデメリットです。ノルマが達成できないと、「この仕事に向いていないのでは?」「頑張っても結果が出せない」など、気分が落ち込むことがあります。
特に新人の時期は、指名や同伴を取るのが難しいもの。ノルマが厳しいお店だと、楽しく働けない可能性もあるので注意しましょう。
![]()
ペナルティへの不安から「ノルマなし」のお店を探す方も多いでしょう。ただし、注意すべき点がいくつかあります。
求人情報に「ノルマなし」と記載されていても、実際には別の形でペナルティが存在するお店もあります。
たとえば、「ノルマはないが、指名が取れないとシフトを減らされる」といったケースです。「同伴が少ないと良い時間帯に出勤させてもらえない」という場合もあります。また、お店の暗黙の了解として売上目標が存在するケースもあります。
思っていたのとは違った!と後悔しないためにも、面接時にはペナルティの有無なども確認しておきましょう。
「ノルマなし」のお店でよく採用されているのが「ポイントスライド制」という給与システムです。
これは、指名本数や同伴回数、売上などに応じてポイントが加算される仕組みです。そのポイント数によって翌月の時給が決まります。頑張れば時給が上がりますが、成績が振るわないと収入が下がることもあります。
ノルマという形ではなくても、実質的なペナルティと変わらないケースもあるでしょう。さらに、成績不振が続くと出勤調整をされたり、お店に居づらくなることも考えられます。
求人に「時給◯◯円保証」と書かれている場合でも、注意が必要です。
多くのお店では、最低保障時給が適用されるのは、入店から1~3か月程度です。その後は実績に応じた時給に切り替わります。つまり、この期間中に指名や同伴を確保できないと、時給が大きく下がる可能性があるのです。
収入を減らさないためには、結局ノルマをこなすのと同じくらいの努力が必要になります。
「ノルマなし」「高時給保証」という言葉だけで判断せず、保証期間や給与システムの詳細も確認しましょう。
ノルマ達成が難しいときは、一人で抱え込まないことが大切です。無理をせずに、以下の対処法を試してみてください。
まずは店長やマネージャーに相談してみましょう。「今の自分には少しハードルが高い」と正直に伝えることで、ノルマの内容を調整してもらえる場合があります。
お店側も、キャストに辞められるよりは柔軟に対応したいと考えていることが多いものです。
相談するときは、前向きな姿勢を見せながら伝えるのがポイントです。「頑張りたい気持ちはあるけど、今の状況では難しい」というように伝えてみましょう。
相談しても状況が変わらない場合や、お店の方針が合わないと感じたら、お店を選び直すのも一つの方法です。
キャバクラはお店によってノルマの有無や厳しさ、雰囲気が異なります。ノルマが緩めのお店や、未経験者に優しいお店など、自分に合った環境を探してみましょう。
無理をして心や体を壊しては元も子もありません。楽しく働ける場所を見つけることが、長く稼ぎ続ける秘訣です。
ノルマを意識しすぎると、数字達成に気を取られて接客が疎かになることもあるでしょう。しかし、それでは逆効果です。ここでは、自分らしく働くための考え方やテクニックをご紹介します。
ノルマを達成したい気持ちが強くなると、「とにかく指名を取らなきゃ」「同伴してもらわなきゃ」と焦ってしまいがちです。
しかし、お客さまはそうした心理を敏感に感じ取り、営業感が強くなったと距離を置かれてしまうこともあります。
大切なのは、目の前のお客さまとの時間を楽しむことです。お客さまは、お金のためにイヤイヤ接客している女の子には魅力を感じません。それよりも、自分と楽しく過ごしてくれる女の子を応援します。自然と「来週も彼女の笑顔が見たい」「応援しよう」という気持ちになるお客さまが多いのです。
ファンを増やすためには、接客に生かせる下準備が大切です。「顧客リスト」を作成しましょう。お客さまの誕生日や趣味、会話の内容などをメモする習慣をつけるのです。さらに、来店日時とその日の売上も記入します。
こうしておくと、接客時の会話に困りません。また、「お誕生日にプレゼントを渡したいから」など、誘いやすくなるのもメリットです。
そして、プロ意識を持って仕事をしましょう。挨拶や名刺の手渡しなど、基本的な接客をていねいに行うだけでも、周囲と差が付きます。
数字は追いかけるものではなく、日々の業務の結果として、後からついてくるものです。まずはお客さま一人ひとりを大切にする姿勢を心がけてみてください。
キャバクラで長く働き続けるためには、心の健康がとても大切です。ノルマのプレッシャーで眠れない、お店に行くのが憂鬱……。それは心が疲れているサインかもしれません。
あまり自分を追い詰めすぎず、時には休息を取ることも必要です。つらいときは信頼できる人に話を聞いてもらったり、思い切ってお店を変えることも選択肢に入れておきましょう。
「自分らしく稼ぐ」ことを優先し、無理のない範囲で努力を積み重ねていきましょう。
キャバクラのノルマには、同伴・指名本数・売上・出勤など、さまざまな種類があります。厳しく感じる人も多いでしょう。しかし、キャストのモチベーションを高め、頑張りを給料に反映させるというメリットもあります。
だからといって、頑張りすぎたりプレッシャーの強さで心のバランスがとれなくなっては元も子もありません。つらいときは周りの誰かに相談するなど、自分だけで抱え込まないようにしましょう。
また、「ノルマなし」の求人でも注意が必要です。ポイントスライド制や最低保障時給の仕組みで、実質的なプレッシャーがかかることもあります。
ノルマはプロ意識や適度な緊張感を維持するための手段と割り切って、余裕を持って働きましょう。そしてつらいときは、お店を変えることも視野に入れてみてください。