【キャバクラの誕生】
“キャバクラ”という言葉は、そもそも“キャバレー”+“クラブ”を併せた造語だと言われています。
キャバレーとは、昭和初期~戦後復興の最中1960年ごろから始まった女性が接客する飲食店で、ショーがあったり、ダンススペースがあったりする、大衆的なお店のことですね。
大衆的な料金システムでわかりやすい明朗会計ということも特徴です。
反対に、クラブとは、皆さんが想像しているような、銀座に代表されるホステスさんが接待する高級クラブという意味です。
高級感を売りにし、一見さん(紹介じゃなく初めての客)を断り、料金も時間性ではなくチャージやボトルなどで料金体系がわかりづらいものです。
その2つの良い所を合わせる形で、1980年ごろから新しく発達してきた業態こそが、キャバクラなのです。
キャバレーの様な明朗な低料金でクラブの様な高級感を出す。
これが“キャバレー”+“クラブ”=キャバクラの始まりだといわれています。
つまり、現在主流の1時間で○円という時間性のキャバクラの歴史は以外に浅く、まだ30年程度ということですね。