先日、キャバクラ時代のお客様と大阪まで旅行に行ってきました。え、実は彼氏なのかって? いいえ、まったく違います。一緒に遊ぶだけであって、宿泊するホテルの部屋は別々ですから! 彼はあくまでも年上のお友達。かつて私が「友達営業」をかけていた相手でした。それが今や普通の友達に……! びっくりするような話ですが、本当の話です。でも「友達営業って何?」と思われた方もいるのでは?
ということで、連載第23回目は「キャバクラに始めて行く男性」向けに、「『友達営業』を見分ける6つの方法」についてレクチャーします。次の1〜6のチェック項目を意識した上で、お店へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
そもそも友達営業とは、相手と友達であるかのように親しげに接して、「俺とこの子は友達だもんな」と思わせて、お店に足を運んでもらう営業テクニック。「色恋営業」のように恋愛感情は絡んでいません。もちろん多少下心を持ったお客様もいるかとは思いますが。典型的な特徴をウォッチしていきましょう。
1、メールが友達っぽい
頻繁に「昨日●●に行ってきたんだけど、超楽しかった。オススメ」「昨日●●の出てるドラマ見た?」など、「友達」に送るような日常的なメールが送られてきます。決して「好き」という表現や「ハートマーク」などはありません。
2、出勤前に食事することがある
同伴というかたちではなく、嬢の出勤前に食事をして別れるというのも、友達営業のスタイルのひとつ。「友達」っぽい会い方をするのが特徴です。もちろん同伴ノルマもあるため、たまには「同伴して」と言われることもあります。
3、仕事終わりに会うことがある
仕事が終わった後、お金にもならないのに、お客様と会うのは正直面倒くさいもの。しかし「友達」だと会うのは苦痛ではありません。毎回とは限りませんが、嬢の仕事終わりに会えるのも、友達営業の特徴のひとつ。
4、休みの日に会ったことがある
嬢の休日にふたりで会ったことがある場合は、友達営業の可能性が高くなります。普通、休日にお客様と会いたいとは思わないからです。特に「色恋営業」をかけているお客様だと、確実に勘違いしてしまうので大変。嬢も会う相手を見極めているのです。
5、カッコつけていない
誰しも「友達」には素の表情を見せるもの。通常、お客様にはカッコいい姿、かわいい姿、ステキな姿などしか見せないものですが、友達営業のお客様には、安心して弱い部分も見せられるのです。逆に嬢から悩み相談などもされたら、確実に友達営業だと思っていいでしょう。
6、手をつなぐ、キス…色っぽい行為をしない
「友達」に対して、手をつないだり、キスしたりする人はいませんよね。友達営業もそれと同じ。色っぽい行為は一切ありません。期待してもいけません。
以上、簡単な見分けポイントをご紹介しました。「もしかしてこの子、友達営業?」と感じたときには、参考にしてみてくださいね。実は友達営業こそ、嬢とお客様との関係性が、一番長く続くパターンなのです。いい関係をキープしたい場合は、友達営業をされ続けるのがベストなのかも。
ではまた来週お会いしましょう★