“体入って何?”と不安なあなたに
2021年05月06日
“体入って何?”と不安なあなたに
体入とは体験入店の事で、本入店する前に、お店で実際に働いてみるシステムの事です。言わば、お試しのようなものですね。大抵のお店では一日のみ、数時間で終わる場合が多いでしょう。面接に晴れて合格した場合に、その日のうち、もしくは後日改めて行われます。


 体入とは、一体どんな事をするのでしょうか?よくわかりませんよね。では、大まかな流れを見ていきましょう。


体入の流れ

まず、体入には自分で用意して行かなければならない物がいくつもあります。ドレスやサンダル、ポーチ(小さめのバッグ)等は、事前に揃えておきましょう。

ドレス等の衣装は、実際に働き出してから、徐々に数を増やしていけば大丈夫です。

お店では、お客様のお酒の作り方、タバコの火の点け方といった接客の基本は、体入の前にきちんと教えてもらえます。ですので、何も心配はいりません。それに、最初から完璧に仕事ができるキャストなんていませんので、「上手くやらなければいけない!」と気負う必要もありませんよ。

そして基本的に、お店では本名で呼ばれる事がありません。事前に、素敵な源氏名を考えておくと良いでしょう。
できれば、本名は避けておいた方が安心です。お客様の中には、本名や住んでいる場所等から、キャストの個人情報を調べる方もいらっしゃるからです。自分の身を守る為にも、本名は隠し通すべきでしょう。
また、良い源氏名を考えても、お店のキャストさんで同じ源氏名の人がいる場合は使えません。ですので、いくつか候補を考えておくと良いでしょう。
ちなみに、「あや」、「あやか」、「あやな」、「あやみ」といったように、似ている源氏名は、お客様が混乱してしまいます。お客様は酔っている事が多いですので、名前が似ていると誰が誰だか分からなくなり、印象に残りにくいものです。似た源氏名のキャストさんがいて紛らわしいなと思ったら、あえて全く違う源氏名にしても良いでしょう。

そして、一通りスタッフから説明を受けた後に、実際にお客様のお席に着きます。

未経験の場合は、フリーのお客様や、指名キャストがいるお客様のお席のヘルプがほとんどです。フリーのお席の場合は、大体20分前後でチェンジし、他のお席に移ります。

最初はなかなか上手く話せないでしょうが、それで構いません。ただ、笑顔は忘れないように心掛けましょう。

そして、ここで絶対に忘れてはいけない事があります。フリーのお客様とは名刺や連絡先の交換をして大丈夫ですが、ヘルプのお席の場合は、これがご法度なのです。お客様から教えて欲しいと言われても、絶対に連絡先の交換をしてはいけません。名刺も渡せません。そのお客様が指名しているキャストさんと、後々揉める原因になってしまう為です。事前にお店のスタッフからも説明を受けるとは思いますが、ここは注意して下さい。

そして、未経験の方にはハードルが高いのですが、体入で場内指名や本指名が頂ければ、あなたの印象が良くなります。これで、時給がいくらかアップするお店もある程です。
お分かりいただけましたか?

こうしてお客様のお席での接客を何回か繰り返し、体入は終了となります。

終わったら、忘れずにお給料を受け取りましょう。体入でのお給料は、ほとんどのお店で、その日に全額を支払ってもらえます。
それから、この先に本入店をするかどうかをスタッフさんとお話して決めます。

その為にも重要なのが、情報収集です。お店のシステムの事、スタッフやキャストの雰囲気、どういったお客様が多いか、こういった事を、勤務中にチェックできると良いですね。


また、お店のキャストさんと話してみるのも良いでしょう。実際にそのお店で働いているキャストさんの意見は、とても貴重なものです。私も、優しそうな雰囲気のキャストさんにターゲットを絞って、お店の事やお客様の事を聞いていましたよ。

ここまでで、体入の基本的な流れがお分かり頂けたのではないでしょうか。

最初は緊張して、上手くできないでしょう。でも、大丈夫です!私自身もそうでしたから。


私が体入をした時は何の情報も無く、いきなりキャバクラという世界に飛び込んでしまった為、本当に大変でした。ですから、この情報が少しでもあなたのお役に立てたなら、とても嬉しく思います。
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