今日はまず人がどんな心理で物を買うかについて・・・
2021年10月01日
それでは人間は、どんな心理で物やサービスを購入しているのか・・・
人間が買い物するときの「行動心理」ってこうなんじゃないか、という話しをします。
じっくり期間をかけて買うか買わないかを吟味したケースではなくて、衝動買いに近いケースを話します。
字のごとく、欲求という「衝動」にかられて「買い物」をするケースです。
または、ある1万円程度の物を買おうとしていたのに、他の物を見ていたらグレードの高い3万円の物が欲しくなった、、、
そんなケースもこの話しに当てはまると思います。これも衝動買いのうちに入る気がするからです。
ではまず、あなたが何かを衝動買いしたときのことを思い出してみましょう。
つい衝動買いしてしまった後に、、、
・ これは必要なものだし… とか
・ いいものだし… とか
・ 買っておかないと後で後悔するし… とか
自分に言い聞かせて正当化したことはありませんか?
または親から
「似たようなもの持ってるでしょ!」とか
友達から
「なんでそんな高いもの買ったの!?」とか
買ったことに対して人から否定的なことを言われたときに、納得してもらおうと必死に説明したことはありませんか?
「これめっちゃ人気なんだよ」とか
「凄くいいんだよ」とか
「必要なものなんだよ」とか
説明して、なんとか理解してもらおうと反論したことはありませんか?
このように人間は、自分の「買った」という行動に対して正当化したがります。
では「買う前」はどうかというと、
「欲しい」という欲求を満たすために感情で買います。
色々考えてから買っているようで、実はそうではない。
なぜなら、それは買うための理由を無意識に並べているに過ぎないからです。
「欲しい」という感情で衝動買い
(買ったあとに)
「これは自分にとって必要なものだったんだ」 と自分に対して正当化します
買うまでは欲しくてテンション上がってるけど、買った後は「買いすぎたかな・・・」などと若干の後悔も出ます。
その若干の後悔を消すために、この場合もまた、理由を探して正当化します。
お金の使いみちが間違いではなかったという、安心を欲しがるのです。
また、ものを買った後だけではなく、買うかどうか悩んでいるときにも自分を正当化します。
「欲しい」という感情を満たすために、なんだかんだ理由をつけて自分を説得し、買う方向にもっていきます。
では、ちょっとここまで話した内容をまとめてみようと思います。
あなたが衝動買いをしたことを例えにして、まとめてみますね。
例えば、あなたが何気なくフラっと入ったブランド店で、一目惚れしてしまった高価な時計があったとします。
でもあなたは高価な時計を既に1つ持っている。
でも『どうしても欲しい!』。 すると、、、
購入前
いや、持っている時計は仕事用で、これはプライベート用に!
着る服によって時計を変えられるし!
時計は流行りに左右されにくいから、ずっと使えるし!
誕生日のときに、自分へのご褒美を買ってなかったし!
欲しいものを我慢しないで、また明日から頑張ればいいでしょ!
数日考えても欲しい気持ちは変わらなそうだから、また出直して来るのは面倒でしょ!
こんな感じで、なんとかして買うための理由を探します。
持っている時計じゃダメな理由も探します。
そして自分への説得が終わったら時計を衝動買いします。
購入直後
衝動買いの帰り道は欲しいものが買えてルンルン♪
早く箱を開けて時計を見たい♪
でも反面、
「あ~高いの買っちゃたな~」
とか
「本当に必要だったかな??」
などと、買う前と比べて冷静になり、若干の後悔も入り混じった気持ちになります。
通販だと、手元に届くまでの間にこの気持ちになることがありますよね。
この時もまた、若干の後悔をかき消すために、理屈で正当化して心をスッキリさせようと試みます。
使用後
しかし買ったものを使ってみて、
『やっぱり買って良かった~♪』
と実感できる商品だったとしたら、自分に対して正当化する必要はもうありません。
ただ、親や友達などに否定的なことを言われた場合には、理屈を並べて理解を得ようとします。
ということで、人間が買い物をするときの心理を簡単にまとめると・・・
欲求を満たすそうと感情で買って、そのあと、買ったことを理屈で正当化する
ということです。
これが人が物やサービスを購入するときのパターンだと思います。
続きはまた後日に・・・