「節分」の日付は、近年では2月3日となることが多いが、2021年(令和3年)は2月2日であった。「節分」が2月2日となるのは、1897年(明治30年)2月2日以来、124年ぶりである。なお、2022年(令和4年)の「節分」は再び2月3日となる。
冬の節が終わり、春の節に移る。この時期だけでなく、本来は「立夏」(5月5日頃)、「立秋」(8月7日頃)、「立冬」(11月7日頃)の前日をそれぞれ「節分」という。太陰暦(太陰太陽暦)では「立春」を年の初めと定めており、「立春」の前日すなわち「大寒」の最後の日にあたるこの「節分」を特に重視した。
季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられていたため、それを追い払う意味で「豆まき」が行われる。一般的には「福は内、鬼は外」と声を出しながら豆をまき、年齢の数だけ豆を食べ厄除けを行う。
また、この日に「恵方巻(えほうまき)」を恵方を向いて食べると縁起が良いとされている。2024年(令和6年)の恵方は「東北東」となる。この習慣はもともと大阪を中心として発祥したものである。
「恵方巻」という名称は、1998年(平成10年)にコンビニのセブン-イレブンが全国発売にあたり商品名に「丸かぶり寿司 恵方巻」と採用したことにより、2000年代以降に急速に広まった。
ちなみに、ワタナベさんは「節分」に豆まきをしなくてもよいとされる(関連記事)。また、「節分」にちなむ記念日として、「のり巻きの日」「大豆の日」「巻寿司の日」「鬼除け鬼まんじゅうの日」「ササミ巻きガムの日」がある。
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