「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨とした「国民の祝日」の一つ。
「(春の)大型連休」とも呼ばれる「ゴールデンウィーク」(Golden Week:GW)を構成する祝日の一つでもあり、最終日にあたる。
1948年(昭和23年)7月20日に公布・即日施行された「国民の祝日に関する法律」(祝日法)によって国民の祝日として制定された。
5月5日は古来から「端午の節句」として、男子の健やかな成長を願う行事が行われていた。1946年(昭和21年)から3年間、男の子の節句ということで「ボーイ・デー」と呼ばれたことがあった。
「端午の節句」でもあるこの日を中心として、子どもの健やかな成長や無病息災を願って、五月人形とも呼ばれる武者人形や甲冑を飾る、外に鯉のぼりや旗を立てる、柏餅やちまきを食べる、菖蒲湯(しょうぶゆ)に入るなどの風習が残っている。
この日は、恩賜上野動物園や井の頭自然文化園、国営昭和記念公園、日本科学未来館、葛西臨海水族園などの施設において、中学生以下の入園料が無料となる。
2016年(平成28年)時点で、日本における子ども(15歳未満)の数は、推計で1605万人で35年連続の減少、子どもの割合は12.6%で42年連続の低下となっている。子どもの割合は先進国の中でも最も低いランクである。
関連する記念日として、6月1日は1925年(大正14年)8月にスイスのジュネーブで開かれた子どもの福祉世界会議で制定された「国際こどもの日」(International Children's Day)、11月20日は1954年(昭和29年)の国連総会で採択された「世界こどもの日」(World Children's Day)となっている。
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