日本列島の西に位置する長崎県五島列島の五島市と新上五島町が共同で制定。
日付は「ご(5)とう(10)」(五島)と読む語呂合わせから。五島列島の中の北部に位置する新上五島町(通称:上五島)と、南部に位置する五島市(通称:下五島)が連携をして、五島列島の知名度の向上を図り、その魅力を大いにPRするきっかけの日にすることが目的。記念日は2013年(平成25年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
この日を中心として、東京の日本橋長崎館において物産展や試飲会が行われるほか、JR博多駅イベントスペースにて「510(ごとう)列島まつり」が開催されるなど、各地で五島列島をPRするイベントが実施される。
五島について五島列島は、九州の最西端、長崎港から西に100kmに位置し、大小あわせて140あまりの島々が連なる列島である。人口は約7万人で、自然海浜や海蝕崖、火山景観など複雑で変化に富んだ地形で、ほぼ全域が「西海国立公園」に指定されるなど豊かな自然景観を有している。
島々には多くのカトリック教会が点在し、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として2018年(平成30年)にユネスコ世界遺産に登録された。漁業が重要な産業であり、海産物が名物である。
そのほか、五島うどん、サツマイモを混ぜこんだ餅「かんころもち」、上質なことで知られる椿油などが有名である。五島うどんは椿油を練りこむ手延べ製法で、椿油の微かな香りと伸びにくいのが特徴である。出汁には醤油や当地で獲れるアゴ(トビウオ)が使われる。
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