2012年(平成24年)12月の国連総会で制定。国際デーの一つ。英語表記は「International Day of Charity」。
日付はマザー・テレサ(Mother Teresa、1910~1997年)の命日にちなむ。世界中のより多くの人々にボランティア活動や慈善活動の重要性について啓発し、参加を呼び掛けることが目的。また、世界中から慕われていたマザー・テレサを偲び、貧しく弱い立場にある人々のために活動するチャリティーの精神を広めたいとの想いが込められている。
マザー・テレサは、「コルカタの聖テレサ」(Saint Teresa of Calcutta)とも呼ばれ、カトリック教会の修道女にして修道会「神の愛の宣教者会」の創立者。また、カトリック教会の聖人である。
インドのコルカタ(カルカッタ)で始まったテレサの貧しい人々のための活動は、後進の修道女たちによって全世界に広められている。生前からその活動は高く評価され、1973年(昭和48年)のテンプルトン賞、1979年のノーベル平和賞、1980年のバーラト・ラトナ賞(インドで国民に与えられる最高の賞)、1983年にエリザベス2世から優秀修道会賞など多くの賞を受けている。
チャリティー(charity)とは、慈善や慈愛、思いやり、寛容などを意味する言葉である。また、これら慈善などの精神に基づいて行われる公益的な活動・行為、それを行う組織を指す場合もある。その活動にはチャリティーコンサートや募金の受付などが挙げられるが、現在では社会に対する貢献全般がチャリティーであると言える。
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