困ったお客様達、暴言を浴びせる心理とは?
2021年10月11日
キャバクラには、少々面倒なお客様が来店される事があります。態度が横柄な方、ケチな方、キャバ嬢に暴言を浴びせる方、手を上げる方、不潔な方、指名替えをする方・・・。挙げればキリが無いですが、こういったお客様への対応は難しく、キャバ嬢にとってはとても厄介な存在です。
たまには傷付くことも・・・
私が現役の頃も、こういった厄介なお客様はいらっしゃいました。30~40代位のサラリーマンの団体のお客様でした。席に着くキャストに次々と暴言を浴びせ、挙句の果てに、「ワキ見せろ!」等と言って詰め寄る始末。やんわり断っても、「つまんねぇな!チェンジー!」と暴れ出す。これにはさすがにスタッフも見るに見かねて、その方々にはお帰り頂きました。
お酒が入って気が大きくなり、日頃のストレスもあったのでしょうが・・・。いくらお客様とは言え、さすがにこういった行為は困りものです。キャバクラにも遊び方、飲み方のルールがありますから。
ここまで酷くないにせよ、困ったお客様は結構多いですよね。上から目線でキャバ嬢を見下す方や、暴言を浴びせる方もいらっしゃいます。私も、「老けてるよね。顔が田舎くさい。」と言われたり、どれだけ話しかけても最後まで無視されたり・・・。つらい時は多々ありました。
しかし、そのお客様が何故そんな事をするのか、お客様の心理を考えてみると、気付く事がありました。
男性は、日々のストレスが溜まっています。会社での事、家庭での事、きっと、色々な鬱憤が溜まっています。ですから、話を聞いてくれるキャバ嬢に対して、ついワガママになってしまうのです。そう考えると、「お客様って、子供みたい。」と思えてきませんか?
日頃は我慢して他では言えない事を、キャバクラで言ってしまう。そして、キャバ嬢に嫌われる。何だか、可哀想に思えませんか?
私は、あまりに酷い場合は例外ですが、ちょっとしたワガママなら良いかな、と思えるようになりました。イヤな事を言われても、笑顔で流す事ができるようになりました。
お客様の言動を、全て真剣に受け取る必要はないのです。いちいち真に受けていたら、キャストさんの身が持ちませんからね。
ただ、お客様の意見が正しい時もあります。そういう時は、素直に聞く、勉強させて頂く、という姿勢を持つようにしましょう。
根気があると乗り越えられる壁
このように、クセの強いお客様への接客は、根気やコツが必要です。しかし、キャバクラにいらっしゃるお客様は、紳士的な方ばかりではないものです。たとえイヤなお客様であっても、上手く対応する事ができるようになれば、自分の接客に自信を持つ事ができるでしょう。常に笑顔を忘れず、そして、お客様の長所を見付ける努力をしてみましょう。どんな方にも、良い所が一つや二つ、必ずあるはずです。それが出来てこそ、プロのキャバ嬢というものです。
万が一、酷い暴言や暴力、店内で暴れる等があった場合は、お店のスタッフがきちんと対応してくれるでしょう。ですから、安心して接客して下さいね。