1883年(明治16年)のこの日、日本で新聞に求婚公告の第一号が掲載された。伊勢新聞および三重日報に、中尾勝三郎という人が「先頃女房を離縁して不自由勝ゆえ、貧富を論ぜず、十七歳以上二十五歳にて嫁にならうと思ふ物は照会あれ」という求婚の広告を出した。結果、近くに住む19歳の女性が応募し、めでたく結婚したという。この当時は新聞が出始めた頃で、この求婚広告のようにユニークな広告が掲載されていた。「求婚(きゅうこん)」は、結婚を決める前の一段階で、結婚を申し込むこと。お互いの結婚の意思の疎通を図るもので、「プロポーズ(propose)」とも呼ばれる。関連する記念日として、ブライダルファッションの第一人者である桂由美が会長を務める全日本ブライダル協会が6月の第1日曜日を「プロポーズの日」に制定している。6月の花嫁は「ジューンブライド(June bride)」と呼ばれ、6月に結婚すると女性は幸せになれると言われている。これは6月がローマ神話の女神で結婚と女性の守護神ジュノー(ユノー、Juno)の月とされることに由来する。
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