沖縄県パイン・果樹生産振興対策協議会が1990年(平成2年)に制定。
日付は「パ(8)イ(1)ン」と読む語呂合わせから。
8月はパインの生産の最盛期である。この日を初日として、8月1日~31日までの1ヵ月間を「パイン消費拡大月間」に制定し、パインの消費拡大をねらっている。
パインについてパイナップル(pineapple)は、熱帯アメリカ原産のパイナップル科の多年草。また、その肥大した果実を指す言葉である。単にパインと略して呼ばれることもある。
和名は鳳梨(ほうり)。植物名としてアナナスと呼ぶこともあり、果実や可食部のみパイナップルと呼んで区別することもある。
「パイナップル」は、形が松かさ(pine)のようで、味がりんご(apple)のように甘くておいしいことから、それぞれの言葉を組み合わせて「pineapple」と呼ばれるようになった。
世界的に見ると、生産量はコスタリカ、フィリピン、ブラジル、インドネシア、タイ、中国、インドなどが多い。日本では、沖縄本島北部の東村、西表島、石垣島が主産地となっている。日本で流通しているパイナップルの多くはフィリピンから輸入したものである。
沖縄では7~9月と11~翌年2月が自然下での主な収穫期となる。果実は甘い香りと果汁がたくさん含まれている。さわやかな酸味と甘みが特徴である。
生の果肉にはカルシウム、カリウム、ビタミンC、ビタミンBなどが豊富に含まれる。また、果汁の中にはタンパク質分解酵素ブロメラインが含まれ、肉類の消化を助ける働きがある。
このブロメラインはタンパク質の一種であるゼラチンを分解してしまうため、生の状態のパイナップルを入れたゼラチンのゼリーは作ることができない。一方、海藻から作られる寒天は、タンパク質ではなく食物繊維と多糖類でできているため、分解されること無くゼリーを作ることができる。
関連する記念日として、「パ(8)イ(1)ナ(7)ップル」と読む語呂合わせから、8月17日は「パイナップルの日」となっている。
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